



きっかけは、いつも助けてくれる義両親へのありがとう
夫の両親、そして妹さんと同居している日々のなかで、私はいつも「助けてもらってばかりだな」と感じていました。子供の面倒を当たり前のように見てくれる義家族に対し、言葉だけではない、形に残るお礼をしたい。そう考えて計画したのが、3世代での九州旅行でした。
初めての三世帯旅行。行き先は九州・杉乃井ホテル
目的地は、別府の「杉乃井ホテル」。
実を言うと、当初は費用の面でかなり迷いました。移動費や宿泊費をすべてこちらで持つとなると、予算は15万円ほど。決して安い金額ではありません。けれど、「いつか」と言っているうちに機会を逃すのが一番怖かったんです。毎月少しずつ旅行用に積み立てをしていた甲斐もあり、思い切って決行することにしました。
いざ決まると、義母の張り切りようは私の想像をはるかに超えていました。出発の1週間前から旅行用の服やバッグを買い込み、家の中でファッションショーが始まったときは、その可愛らしい姿に思わず笑みがこぼれました。こんなに楽しみにしてくれるなんて、誘った側としてもこれほど嬉しいことはありません。
移動は、我が家の7人乗りマイカー。正直、大人5人と子供たちで車内はギチギチでしたが、それすらも道中の賑やかなBGMになりました。
30年ぶりの水着姿。義母の笑顔が忘れられない
ホテルに着いて一番驚いたのは、義父母が30年ぶりに水着を着て、孫と一緒にプールへ飛び込んだことです。 「この歳になって水着になるなんて思わなかったわ」 と笑いながら、孫と水しぶきを上げる姿を見て、ああ、連れてきて本当に良かったと胸が熱くなりました。夜の噴水ショーや豪華な食事、そして源泉掛け流しの温泉。翌日のアフリカンサファリまで、一分一秒が「非日常」に彩られていました。
平日の日程を選んだおかげで、費用も抑えつつ、ゆったりと過ごせたのは賢い選択だったと思います。
義父母は、「自分たちだけでは、もうこんな旅行には行けなかった。本当にありがとう」と何度も言ってくれました。若い頃の活気を取り戻したような二人の表情は、15万円という数字では到底測れない、かけがえのない価値がありました。
出費よりも、心に残ったまた行きたいの一言
今回の旅を経て、大きなイベントだけでなく、日常の小さな積み重ねも大切だと気づかされました。最近では、夕食を多めに作ってお裾分けするなど、お金をかけない親孝行も少しずつ始めています。
次の行き先はまだ決まっていませんが、またあの笑顔が見られるなら、同じ場所でも、もっと遠くでも、何度だって計画したい。そう思えるほど、私たちの心にも深く刻まれる旅になりました。




「次はどこに行こう?」そんな会話が、親御さんにとっては一番の特効薬かもしれません。あなたも、まずは週末の予定を一緒に考えるところから始めてみませんか?
