初任給で母に贈るもの|7人が選んだ品と、母の反応

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木製のドレッサーに置かれた、スカーフとイヤリングが入った小さな贈り物の箱

初任給で贈る相手は、両親そろってとは限りません。36件の記録のうち、母だけにプレゼントを贈った人が7人いました。父の存在に触れていないケースも多く、母子家庭だったり、単純に「まず母に」という気持ちが先に立ったケースもあります。

7人が何を選び、母がどう反応したか。ここには共通するパターンがいくつか見えてきました。

1. 7人が選んだもの

贈ったもの金額贈った人
自転車+UV対策の帽子・スカーフ約3万円30代女性
和服用の草履約15,000円50代以上女性
コスメ一式約1万円20代女性
長財布約3万円20代男性
イヤリング約3万円50代以上女性
ブランドの長財布約20,300円30代女性
18金のネックレス約15,000円40代女性

財布・アクセサリー・履物といった、身につけるものが目立ちます。全36件の集計では「旅行」がいちばん多い品目でしたが、母だけに贈った7件に限ると、旅行は1件もありませんでした。誰かと一緒に過ごす体験より、母自身が身につける「形のあるもの」を選ぶ人が多いようです。

※金額はこの調査(2016年)を回答した時点のものです。回答者の年代は20代から50代以上まで幅があり、「初任給をもらった時期」自体は回答時点からさらに数年〜数十年さかのぼる方も含まれます。初任給の額面は時代によって大きく違うため、ここに出てくる金額は現在の相場としてではなく、あくまで参考程度に読んでください。

アオイ
アオイ
旅行がゼロなのは意外。母だけに贈るときって、みんな一緒に出かけるより「これ使ってね」っていう物を選ぶんだね。
オヤオモイドリ
そうポね。旅行は「両親そろって」の時に選ばれやすいのかもしれないポ。母ひとりだと、日常的に身につけられる物の方が、気持ちがずっと伝わり続けるポ。
オヤオモイドリ

2. 自分のことを、後回しにしてきた母

7件を読んでいくと、贈る理由に共通する構図がありました。「母は自分のためにお金を使わない人だった」という気づきです。

母親と言うのは自分の物は後回しで必要に迫られて仕方なく新しい物を購入する様な具合ですから

50代以上女性・草履を贈った

お給料をもらえるようになったら、絶対に見栄えのするアクセサリーを買う!それは、高校生からずっと私が考えていたことでした

40代女性・18金のネックレスを贈った

18金のネックレスを贈った方は、三姉妹を育てるために自分のアクセサリーを一切持っていなかった母のために、高校生の頃からずっとこの計画を温めていたと書いています。「子どもの立場から見た母の我慢」が、初任給という初めての自由なお金を使う動機になっていました。

3. 「もったいなくて使えない」を、どう乗り越えたか

贈ったあとの反応にも、共通するくせがありました。贈られた物を、すぐには使わない母が何人もいます。

今まで使ったことのないブランド財布を大事そうにする母は「もったいないから旅行へ行くときなどに使うね」と言っていました

30代女性・ブランドの長財布を贈った

この方は「そんなことを言っていたら、使わずに財布が傷んでしまうから今すぐ使って!」とその場で母を説得し、母は恐る恐る中身を新しい財布に移し替えたそうです。贈って終わりではなく、使ってもらうところまでが贈り物だった、という例です。

18金のネックレスを贈った方の母は、結果的にしまい込むことなく、20年間ずっと使い続けたと書かれています。

それから20年経ちますが、ずっと大切に使ってくれました。定年した今は、母の宝物入れに保管されています

40代女性・18金のネックレスを贈った
アオイ
アオイ
「もったいなくてしまっちゃう」って、初任給プレゼント全体でもよく出てくるパターンだよね。母だけに贈った時も同じなんだ。
オヤオモイドリ
そうポね。特にアクセサリーや財布みたいな「自分のための贅沢品」だと、その傾向が強く出るポ。だからこそ「今すぐ使って」の一押しが効くポね。
オヤオモイドリ

4. 母の苦労を、見ていたからこそ

贈り物を選んだ理由が、日常のふとした観察から来ているケースもありました。

体調が優れない時も足を引きずりながら外回りをしていた母を偶然見かけた事もありました。(中略)初任給のプレゼントは出来る限りの最高の贅沢をしてもらいたいという想いがあったのです

50代以上女性・イヤリングを贈った

自転車を贈った方も、母が「細い道に入るのが怖い」とこぼしていたのを覚えていて、UV対策の帽子とスカーフまで一緒に用意していました。贈る品そのものより、日頃どれだけ母を見ていたかが、選び方に表れているように読めます。

アオイ
アオイ
自転車に帽子とスカーフまでセットにするの、めちゃくちゃ気が利いてるよね。母の何気ない一言をちゃんと覚えてたってことだもんね。
オヤオモイドリ
高い物を選ぶより、こういう「ちゃんと聞いてたよ」が伝わる贈り方の方が、結局いちばん喜ばれるポ。品物を選ぶ前に、母がこぼしてた愚痴を思い出すところから始めるといいポね。
オヤオモイドリ

まとめ

  • 母だけに贈った7件では、旅行より「身につけるもの」が選ばれていた
  • 「自分のことを後回しにしてきた母」という気づきが、贈る動機になっているケースが多い
  • 贈られた物をすぐに使わない母は珍しくない。使ってもらうまでが贈り物と考えるとよい
  • 日頃の観察(口癖・体調・困りごと)が、いちばん外さない贈り物選びのヒントになる

36件全体の集計や、父だけに贈った人の記録は初任給のプレゼント、36人は何を贈ったかで紹介しています。


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